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<   2019年 04月 ( 8 )   > この月の画像一覧

4月。はじめのデッサン。

4月ももうすぐ終了して、来週はゴールデンウィークに改元です。平成の最期の月、受験生たちはデッサンをしています。デッサンはすべての基礎となります。ものを把握する姿勢を身につけるのが、デッサンの最大の目的です。そのためデッサンは、必然的に思考の過程そのものとなります。自分が対象=モチーフをどのくらい把握しているのか、デッサンを描く過程で分かってきます。「描けない」という壁に突き当たったとしたらそれは、自分がそこまでしか把握できていないことを示しています。分からないものは描けないからです。
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把握するためには当然、理解しなくてはなりません。考えることは同時に、観察することであり、手を動かすことです。そういう全過程が、「デッサンで思考する」姿勢となってきます。何かを作りたい、いままだない、頭のなかにだけあるものをイメージして、それを形にしようとするとき、デッサンが必要になるのです。形のないものを具現化させる、描くことで、まだ存在しないそれを把握していく。デッサンはそういう、思考過程そのものです。
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受験でデッサンが科される背景には、そういうデッサンの思考を会得してもらいたいという願いがあります。うまく描くことよりも大切な、思考のツールとしてのデッサンを理解していて欲しい。その扉を開けるため、毎日デッサンしているのです。将来クリエイターとして活躍していくために、最も必要なことなのです。

by seibi-seibi | 2019-04-26 14:03 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

どようび 小学生クラス

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土曜日の小学生クラスは、「色のまぜかた」の実習から新年度をはじめています。

青・赤・黄。みっつの色をまぜて、24色つくるれんしゅうです。

パレットの上でよく混ぜて、できあがった色を順番に丸く配置していきます

混ぜすぎてしまったり、ほかの色がまざってしまったら、またやりなおし。

でも、できた色はみんな、すんでいて、きれいでした。
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by seibi-seibi | 2019-04-22 15:31 | 小学生造形教室 | Comments(0)

人物を描く

一学期も二週目に入りました
今回は、はじめての、人物モデルです。
油絵科では、自画像とともに主要なモチーフの一つとなっているのが、人体です。
人を描くことは、絵画表現の根幹に根ざしている行為といえます。
人と向き合い、自分と向き合う。
そして、対話する。
絵画を描くことが、伝え合うこと、結びつくこと、共感することを必然的に内包している創造行為であることを、人物を描くとき、深く感じるものです。「骨格」「プロポーション」など、人物デッサンや油絵で必要なスキルはあります。それを理解していくことも、当然大切ですが、息をしていまそこに生きていて、存在している「人間」と向き合うこと、そしてその存在を感じること。人物デッサンはそこから始まるのです。
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今回は、カナダからいらしていた、ジェフェリーさんがモデルを引き受けてくれました。トロントに暮らす彼にとっては、日本での奇妙な体験の一つとなるのかもしれません。一学期最初の人物モデルが外国人になったことで、生徒もまた新鮮な感覚で製作に臨めたかとおもいます。
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by seibi-seibi | 2019-04-20 09:42 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

一学期 一週目

今年度の一学期もすでに一週が過ぎました。
新高3生たちも、受験コースの一週間があわただしく過ぎ、すこしはなれたかと思います。
夜の5-8時、月曜から金曜まで、連日実技をこなすのは、からだが慣れていないと、かなり疲れるはずです。
そして火曜、金曜は実技終了後に学科のじゅ牛もはじまりました。
土曜の午後も学科です。
一週間、殆ど連日セイビに通う生活に慣れていくことが、四月の課題のひとつでしょう。
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by seibi-seibi | 2019-04-14 14:48 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

ライフマスクの製作

セイビにはいろいろな美大生たちも訪問してきます。
そして、なにかしら作ったり、考えたりしていきます。
大学での課題のアイデアを貰いに来たり、製作しに来たり。

今回は、自分の顔の型取りをしたいというお話。
まあ、よくもそんな勇気があるものだと・・・・・。
ライフマスクを取るには、顔全体を型取り材で覆う必要があり
固着するまで動けませんし、始めたら止められません。
その間は鼻に差し込んだストローのみで呼吸を確保して
耐えていなくてはならないし。

「まあそれでもやるんだ」ということで、やってみました。
この型から作った自分の顔を、どう活かすのかは、考えているのでしょう。


5年位前にも一度、彫刻家志望の受験生にやってみましたがそのときのきじはこちらに



by seibi-seibi | 2019-04-10 16:25 | Comments(0)

都立総合芸術高校実技試験について

セイビでは、美大受験だけではなく、美術系高校受験も扱っています。
去年は、都立総合芸術高校に2名受験して2名とも合格しています。
一人は推薦試験で合格し、残る一人は一般入試で合格しました。
女子美術大学付属高校受験生もおりましたが、推薦で合格しました。
毎年2―4人程度が美術系高校受験に挑み、全員合格させています。
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最近の都立総合芸術高校の受験は、高倍率で推移しているせいもあって、難易度も上がってきています。一年間しっかりと実技の用意をしないと、合格は難しくなってきています。
都立総合芸術高校の実技試験は、推薦試験が卓上構成による鉛筆デッサンであるのに対して、一般受験の実技では着彩に変更されます。受験生は、鉛筆デッサンと着彩の両方ができるようにしなくてはなりません。おまけに推薦入試と一般入試の期間がひと月とずれずに実施されます。もし推薦入試で残念な結果だった場合、すぐに着彩を始めなくてはならず、これが大変です。「推薦入試で合格したい」と思ってきた受験生にとって、不合格を知った翌日から着彩に変えて対策をとるのは、かなり辛いものです。
そのうえ描写のレヴェルが美大入試と比較しても遜色のない程度には描けていなくてはなりません。
これを中3でこなすのは、かなり大変だといえます。
前回の受験生達はみんな、美大受験生と変わらないか、ともすればそれ以上に頑張りました。
セイビでは中学生たちも、美大入試の高3生たちとともに並んで描いています。
これは単に狭いからなのですが、笑 そのせいでかなり高度な描写まで理解していけるようです。
これから都立総合芸術高校等を受験しようとお考えの方がおりましたら、はやくからの学習を、強く、お薦めします。

参考までに、去年の合格者の作品をあげておきます。
試験直前の作品で、時間制限をしています。
卓上構成は2時間半程度で仕上がるところまで来ています。
実際の試験時間は3時間ですが、30分早く仕上げ、残りの30分で、密度をあげるように指導しています。
用紙サイズはB3画用紙。

試験のポイントと考えられることについて
都立総合芸術高校のデッサン

1 卓上に置いたモチーフを構図良く配置できるか。
  ふつう、「構成する」といいますが、まあ、配置することです。構図が小さくならず、全体が描けるように納まり、奥行きと空間がきちんと表現されているか。これができていないと、いくら描いても、見せ場もなくなってしまいます。また台の水平感が表現できているかもポイントでしょう

2 遠近法の理解が正確か。
 二点透視による遠近法を用いて、しぜんな遠近感が出ているか。同時に垂直水平が描けているか。あと比率等は適格か。このあたりは、かなり的確に表現して描かないとならず、垂直などは、中学生にとって気づきづらく、なんとなく歪んだ立体を描きがちです。数ミリ単位での補正ができると良いのですが。

3 質感と描写、陰は的確か
 質感の描写とは、そのものらしさなのでしょうが、ちゃんとみて描きこまないとうわべだけの描写となってしまいます。とにかく観察すること。些細な事柄についても描きこむこと。そして陰影。どちらかというと、影の描写のほうが、神経を使ってほしいくらい大切です。適当に影をえがけば、すべて台無しとなってしまいます。
 

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次に着彩。一般入試数週間まえです。時間は4時間半程度。実技の試験時間は5時間です。
透明水彩のみを使用しており、アクリルの混合技法は用いておりません。
そのぶん、失敗のできない、難易度の高い描法です。
画用紙のサイズは実際の試験と同一です。

試験でのポイントについて
都立総合芸術高校の着彩

1 デッサンで学んだことがきちんと理解されているか。
 色彩を用いたときに、デッサンのことを忘れてしまうと、万事休すとなります
デッサンのとき必要とされる展は漏らさず的確に描いた上での、色彩なのです

2 明度と彩度の問題と、混色を理解しているか
 色には固有の明度があって、立体表現の基本となるのは明度差です。明るい所と暗い所をどのくらいの差をつけて描くのか、乾燥すると彩度も明度も落ちてします水彩で、的確な明度で描き分けるのは、慣れなければできません。

3 色彩感覚があるか、感じられるか
 主観的な要素ではありますが、色についての感覚を持っているのか。また、色を用いるのを怖れず、好きか。
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大まかな試験のポイント等についてあげておきましたので、来年度受験をお考えの方は、参考にしてみてください。実技試験の詳細について、説明されているところが少ないようですので、中学生の指針となればと思います。ただ、ここで書いたことはあくまでセイビで考えていることであって、客観的な資料や情報は高校の先生方にお聞きになることをお勧めいたします。

by seibi-seibi | 2019-04-08 15:19 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

2019年度 一学期開始します

4/8 月曜日より、一学期を開始いたします
時間は、12時-20時となります。
夜間部の開始時間は17時です

お問い合わせ等も、この時間にお願いできるとありがたいです
これから受験をお考えで、現役で入りたいという方は、ご連絡ください。

今年も受験生は全員新規となりますので、鉛筆の削り方から始めます
何事も初歩の、はじめの一歩が大切です。

一学期の目標は

1 ものを創り出すにあたって、何が一番大切なのか。心構え
2 基本となる事柄の理解。

この二点です。



by seibi-seibi | 2019-04-08 09:24 | Comments(0)

春期講習も7日目です

春期講習もあしたまでとなりました。
あっという間のようですが、初めて取り組む新受験生や、中学生にとっては、長時間のセミナーに感じているはず。
よく見て描く。観察する。考える。こういうことの大切さをどれだけ理解できたのか。
それだけでも十分といえます。
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今年もいろいろな志望の生徒が集まりつつあります。
セイビでは、
油絵科 版画科 彫刻科 グラフィックデザイン科 プロダクトデザイン科 情報デザイン科 メディァ 映像 映画 等、殆どの科を網羅しています。それだけにみんな異なったカリキュラムを行っています。油絵の横でグラフィックだの、立体製作をしている人と、平面構成がならんでやっているといった具合。
石膏による型取りを行ったり、写真の現像・引き伸ばしやったり、アニメーションの製作をやったり。

美大生達もよく相談に来ます。
受験生が来ない時間には、ムサビやタマビの生徒が押しかけて、大学での課題を作っていたりします。
映画の撮影などの場合、機材を置いてロケに出発とか。
受験予備校であると同時に、研究所でもあるのです。
みんなが集まり、考え、試行錯誤して、育っていく。そういう場でもあります。
深夜に、企画展の内容について会議をしているものもいれば、作品の支持体つくりをしている美大生もうろうろしています。
セイビはそういう奇妙なところでもあります。

by seibi-seibi | 2019-04-02 07:35 | 芸大 美大受験 | Comments(0)