冬期講習も2日目。
現役受験生は、少しずつ緊張してきています。
「あと数週間」のプレッシャーが、次第にリアルになる時期です。
同時に浮き足立ち、自分を見失いがちになる時でもあります。
悠然として、受験に臨めればベストなんですが、そうはいかないのが、人間の本性。
みなさん、全員に合格していただくために、美大受験で必要なことを、連載していきます。
今回はその一回目。
デザイン科志望のひとたちへ。
鉛筆デッサンで必要なこと。
1 段取り
これが案外大きいです。とにもかくにも、鉛筆を削っておく。尖らせとく。
よく使う鉛筆は何本かで束にして輪ゴムで巻いておく。
これが出来ていないと、かなり危険です。
面倒だから丸くなったまま描き続ける人がいますが、
デザイン科としては論外。
シャープな線がでないのなら、あまいデッサンしか描けない。
それでは採点できない。
というわけで、鉛筆を尖らせておく。用意を怠らない
2 正確さ
カタチに関して、正確に描くこと。細部をおろそかにしないこと。
デザイン科でのデッサンというのは、
「相手にモノを伝える」ためのツールでもあるので
誰が見ても分かる、伝わるように、正確に描くこと。
あいまいな描き方や、形が違っているのは、いけません。
陰影、明暗などについても、はっきりとさせること。
これも、的確に伝えるため、誰でも見て分かるように描く
この二点がかなり重要だと想います。