手のデッサン

夏期講習三週目。今週は、人体週間です。
そして今日と明日は手を描く。

美大受験でも、必ずといっていいほど出題され手。
でも、なぜ、「手」なのでしょう。

それは、手が最も見慣れた人体の一部であること、
加えて、手によって私たちは作り、考えてきたからでしょう。
人類が樹から降りて直立二足歩行を始めたとき、
それまで木の枝に掴まる道具であった手が解放され、
ほかの使用法の獲得に進んだのです。
それこそが「道具」を作ること。だったのでしょう。
手がなかったら、おそらく現在の文化も、芸術も生み出しえなかったのです。

といったわけで、手はデッサンの重要なモチーフなのですが、
やはりなんといっても毎日見慣れているので
狂いがあれば誰にでもすぐ分かる。分かってしまう。
だから採点もしやすい。
というのが、現実的な出題意図かもしれません。
f0234596_16513922.jpg

手を良く見て描くこと、これはなかなか難しい。
急にうまくなるものでもない。
これを打開するのが、クロッキー。
毎日数枚でも、手を描いてみる。
さまざまなポーズや、物を持った手。
これをスケッチし続けていくと、次第にうまくなります。
これも急にきれいな線が出たりしないので
あきらめないで、地道に続ける。
そういう努力が、半年くらい続くと、ようやく結果に結びつきます。
by seibi-seibi | 2012-08-15 11:39 | デッサン | Comments(0)


<< ipadとHAL9000 夏期講習後期開始 >>