人体デッサン

油絵科での、最も多いモチーフとして、「人体モデル」があります。
現役生にとって、なかなか学ぶ機会も少ないこの課題、モデルが来るときは、絶対出席してほしいのです。
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人体から学ぶことはたくさんあります。
プロポーションや立体感もさることながら、「生身の」「呼吸している」「人間」のリアリティを感じてもらいたいとおもいます。ポーズごとに動いてしまうし、布とかのシワも変化しますが、呼吸で膨らむ胸、瞳の輝き、それは生きているからこそ感じられる、生命の存在感です。気配といってもいいかも。そんなことを感じながら、描いてほしいものです。
# by seibi-seibi | 2016-06-20 17:33 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

油絵科

セイビの油絵科の一学期は、油絵になれるための基礎課題を行っています。現役生はほとんどの場合、高3になってはじめて油彩絵の具に触れる人が多く、とにかくなれることが第一となります。水彩とかアクリルとはまったく異なった、乾かず、ベタベタした絵の具。最初は扱いづらいと感じますが、何回も修正し、描き足していくことで、その深みが感じられるようになります。
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油絵の具は、テンペラ絵の具などに代わる描財として、ルネサンス期あたりから使用されるわけですが、この絵の具の利点は、乾かないこと。乾かないため、製作期間を長く設定でき、画家が納得のいくまで描き続けられる。そして、重ねることにより、重層的で複雑な色彩を得られ、奥行きや、透明感もつくりだせるのです。一学期は慣れることで精一杯でしょうが、あきらめず、じっくりと取り組んでほしいと思います。夏期講習以降は、この基礎力を応用しながら、各自の目指す画風へと展開していくわけです。
# by seibi-seibi | 2016-06-17 12:19 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

今月の一冊 1

f0234596_15335127.jpg戦後70年。焦土と化し、多くの文化財すらも灰燼に帰したところから、日本は再生に向かって歩み続け、いまでは世界に冠たる経済大国。生活必需品・食料品の枯渇など、今は昔。モノがあふれ、物質的には充足した現在、物質の飽和状態といっていい。「断捨離」が流行する背景には、多すぎるモノに囲まれて息苦しくなった人々の、簡素さへの希求が隠れているのでしょう。
ここに紹介する「日本のデザイン」原研哉著では、過剰なモノに侵食された現代を、デザインで超えるための方法をかんがえています。「ほんらい日本人は、シンプルな暮らし方を選択してきている」と、著者は言います。それも応仁の乱以降の、室町時代、足利義政による東山文化の開花によってはじまったのではないか。戦禍ののちに、ある種の達観に到達したひとびとが、簡素な繊細さを旨とする「わび」の世界観を獲得していく。その過程で、数百年後にバウハウスのデザイン教育において発信されたような、合理性に根ざした美意識に目覚めていく。複雑さより単純なものを愛で、密度よりもむしろ余白に目を向ける。大きなモノや煩雑な製品の代わりをなす、小さく、繊細な必需品。単純なものに美しさを仮託し、翳りの中にこそ光をみいだす。日本の伝統文化に根ざした、このようなものの捕らえ方こそ、物質過剰時代に必要な考え方なのではないか。
デザインが、社会に新たな「価値観」を提示する装置であるとするなら、「簡素・繊細・丁寧」といった、日本の得意とする術を見直して、現在の混沌とした物質社会の行く先を、シンプルで、生活に潤いを与えるような、そういう生き方の選択へと向かわせられるのではないか。著者はそうかんがえています。倦むことなく生産性を追及し、なんでも「ある」ことによる不満足から、必要なもの以外「ない」ことによる満足へ。デザインが見つめる未来は、「ない」ことをめぐるイマジネーションへとシフトしているのかもしれません。
原研哉氏は現在武蔵野美術大学で教鞭をとっておられます。これからデザインを志そうとする若者に、一度は触れていただきたい書物です。
# by seibi-seibi | 2016-06-13 15:32 | Comments(0)

ムサビ オープンキャンパス

ムサビのオープンキャンパスに行きましたか。
受験するに当たって、各大学を見ておくのは、とてもたいせつです。
だいいち、どこにあって、どんな配置に建物があるのか。
自分の学科のアトリエがどこにあるのか、
それくらいは覚えておいてほしいのです。
というのも、実技試験で、アトリエの規模とか、位置とかを知るというのは
焦ることはあっても、得はありませんから。
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また、現場の雰囲気とか、知ってもらいたいためもあります。
そのキャンパスで、活躍できる自分を思い描くのも一興です。
# by seibi-seibi | 2016-06-13 14:29 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

ムサビオープンキャンパス

6/11と6/12は、ムサビのオープンキャンパスです。
受験生は、言うに及ばず、高2生も、自分の専攻としたい、学科の内容を良く見てきてください。
「有名な学科だから」という、なんとなく、な志望の人が多いようですので、
現場を見て、本当に自分のやりたいことなのか、じっくり確かめてみてください。
入学してから、現場で、アトリエで実習するのは、自分なのです。
もし、あってなかったとか、あとで後悔しないためにも、つぶさに見学してきてください。
# by seibi-seibi | 2016-06-11 12:47 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

ただいま奮闘中

一学期もあと6週間、ここから夏までが、最初のヤマです。
この2ヶ月弱で、基本を理解していきます。
とはいえ、現役ばかりですから、ほとんどの課題がはじめてとなります。
ですから、かならずしも「上手」には仕上がらないでしょう。
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しかし、一つずつの課題が、後々必要な基本要素をふくんでいます。
おろそかにせず、しっかりと取り組んでいきましょう。
# by seibi-seibi | 2016-06-07 19:13 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

デッサン

一学期も半ばを過ぎました。
現役生は、この時期にデッサン力の基礎固めをしています。
デッサンは、観察する、見る、描く、この繰り返しなので
一朝一夕で、急によくなることはありません。
結局、毎日少しずつの鍛錬しかないようです。
描けないとき、それは結果が出ていないときで、とてもつらい。
しかし、絵には見えないのですが、アタマと心のなかでは
上達の種がまかれ、発酵している最中なのです。
それは見えないし、感じることも少ないので、不安を持つでしょう。
しかし、焦りは禁物。
じっくり、落ち着いて取り組んでいると、数ヵ月後には、
はっきり結果となって現れます。

また、デッサンは、各々の見方、考え方を反映するものです。
自分の姿勢が、そのまま現れもします。
そういう意味では、己と向き合う機会ともなります。
何ごとにも頼らず、自分で描くという姿勢で臨んでほしいものです。

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# by seibi-seibi | 2016-06-03 12:55 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

2016 夏期講習募集開始

6月になりました。
本日より夏期講習の募集を開始します。
今年は7/25から8/27までとなります。
夏休みを有効に使い、スキルアップできるコースとなります。

簡単な要項をアップしましたので、ご覧になってください。

夏期講習の申し込みを6月中にすれば、入会金は免除となります。
また、夏期講習後に、二学期から入学の場合、入学金は免除です
# by seibi-seibi | 2016-06-01 13:08 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

三宅一生展におもう

『複雑にするのは簡単だが、シンプルにまとめるのはむつかしい。
複雑にするには、色とか、形とか、動きとか、飾りとか、人とか、ものにあふれた環境、お好みのものを、どんどん加えていけばいい。
複雑にするのは、誰にでもできる。でも、シンプルにまとめることができる人は、ごくわずかしかいない』ブルーノ・ムナーリ
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MIYAKE ISSEI展に行って、まず浮かんだのはこの言葉でした。
「着飾ること」を目的とした分野であるファッション。それは宿命的に装飾的要素を持っています。「着飾る」という行為のなかには、多分に過剰な装飾への欲求が見え隠れします。美しくみせたい、綺麗でありたいとねがう人々にとって、その誘惑と無縁な人はいないのです。けれども、「衣服」は本来、身にまとい、からだを保護し、暖かさを保つ必需品として発達してきました。身分や階級を示すしるしとして、あるいはファッションとしての衣服の機能は、その上に立って成立してきたのではないでしょうか。
 60年代から活躍した、かれの作品ははじめ、オートクチュール( haute couture)からはじまり、プレタポルテ(prêt-à-porter)へと向かいます。70年代へとつづく、「解放」の時代、刺し子などの日本の伝統的な服飾技法を取り入れながら、自由に、軽やかに、時代をつくっていきます。「身体」との関係において成り立つ「衣服」の追求が、その当然の帰結として「ボディ」シリーズに行き着いたのでしょう。
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 80・90年代以降、新たな技法を取り入れ、それが「プリーツ」のシリーズとなったとき、かれの視線は、ひだを作って布をまとう、という、根源的な衣服のあり方と出会うわけです。元来洋服は、からだの形に合わせて裁断した布を、縫い合わせて仕上げていく、いわば、「からだの三次元的再現」に重点を置かれています。しかし、ギリシア・ローマの彫刻を見れば分かるとおり、古代では布を切らず、まとって、留めていたのでした。プリーツという、ひだを形成した布によって仕上げられた、まとわれる服はまた、裁断や縫製を極力減らした製品になっています。折りたためば小さくまとまり、身に着ければ、自在な曲線を持った、衣服になる。
 衣服のミニマリズムとでもいいましょうか。かれが目指すファッションには、シンプルであるゆえの豊かさが感じられるのです。一枚の薄い布。幾何学的に折りたたまれたそれが、ひとたび広げられて、人の身に寄り添えば、三次元的に展開し、しっかりとしたフォルムを持つ。複雑さを排し、いたってシンプルに作られた一枚の布が、同時に立体として、力強く主張するのをみると、そこにシンプルさに秘められた、高度な思想が読み取れるとおもうのです。
# by seibi-seibi | 2016-05-17 19:48 | デザインするって? | Comments(0)

講評

受験コースでは、各課題が終わり次第、講評をおこないます。
作品を並べて、比較しながら、いいところ、悪いところを考えていきます。
人の作品と並べられ「比べられる」ことに若干の抵抗感を持つ人もいます。
しかし、恥ずかしくおもったり、ましてや不安になる必要はありません。
上手い下手、判断するのが講評の目的ではありません。
人の描き方や見方を参考にしたり、比較することで分かること、を見つける、発見する。
講評とはそういう場です。
人のを見て、凹んだりしている人がいるとしたら、それは大きな勘違いです。
また、講評時には、メモを取るように心がけましょう。
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# by seibi-seibi | 2016-04-26 19:46 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

デッサンから色彩へ

先週はデッサンをしていましたが、今週からは色彩を用いてゆきます。
まずはデッサンして、その後に色を使う。
なぜなのか?
デッサンは、色彩がない、モノトーンの世界です。
色彩をなくした描法ともいえます。
そうすることで、明暗のみを優先して描いていくのです。
色彩に惑わされることなく、明るいか、暗いかだけをたよりにえがいていくと、
モチーフの立体感、形態感に接近できるのです。
立体が、どのような明暗によってみえているのか、デッサンは教えてくれます。
これを把握するために、まずはデッサンを行うわけです。
とうぜん、カタチの正確さなども、デッサンでは明快に分かります。
明暗とカタチを理解してから、それをもう一度色彩で置き換えてみると、
色の明暗、つまり明度の理解につながるわけです。、
デッサンしてから色に進むのには、わけがあるのです。
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# by seibi-seibi | 2016-04-19 18:51 | デッサン | Comments(0)

はじめの一歩

一学期一週間目。まだ慣れない手つきで鉛筆を削っている現役生がおおくいます。
鉛筆削るなんて、あとまわしでもいいや、なんて怠惰な気持ちに傾きやすいのですが、
もっとも大切なことの一つです。
たいしたことではないようですが、デッサンでは、精度をわける、とても重要な段取りの一つです。
これができたら、あとは、観察して、素直に描いていくだけです。
「どんなふうに」といった邪念はわきに措いて、とにかく良く見て描く、これだけです。
# by seibi-seibi | 2016-04-12 18:18 | Comments(0)

2016年度一学期開始しました

2016年度一学期を、本日4月11日より開始します。
セイビは、現役生ばかりですので、今週から始まった夜間受験コースの生徒たちには、5-8時まで、毎日、実技を学ぶ生活に、慣れてもらうのが先決かなとおもいます。
一年間、学科も含めれば毎日通い続けるわけですから、生活のリズムをセイビに合わせる必要があります。数ヶ月すれば、疲れることもなく、通えるようになるはずです。
さて、5月までは、すべての科に共通して、基本からはじめます。基本の課題は、簡単そうですが、実はもっとも大切な礎となります。みんなここをきちんと、しっかりと理解してほしいと思います。
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# by seibi-seibi | 2016-04-11 17:57 | Comments(0)

4/11より2016年度新学期開始します

新学期まで、あと二日となりました。
桜吹雪の菜か、新入生が足早に歩いていきます。
4月は、はじまりの季節。
来週からは、ゆっくりと、しかし、着実に基礎固めからはじめましょう。
# by seibi-seibi | 2016-04-09 15:50 | Comments(0)

2016年度春期講習終了しました

本日、春期講習は終了しました。
新学期は4/11から開始します。
4/4-4/9は事務受付、相談のみ行います。
時間は12-6時くらいまで。
来所なさるばあいは、事前に電話していただくとありがたいです。

春期講習は、これから行う一年間が、
どんなかんじになるのか、体験する期間です。
内容は、ベースになるものばかりです。
一年間のはじまりとして、慣れてもらうのも目的です。
いまは、できなくても、新学期からひとつひとつ、丁寧に積み上げていくので
安心してください。
何事にも近道はありません。
一歩一歩、みずからの力で、積み上げていくしかないのです。
新学期から、また、がんばりましょう。
# by seibi-seibi | 2016-04-02 18:41 | Comments(0)