歌川国芳展に行く



f0234596_12224114.jpgいま、府中美術館で開催されている歌川国芳展を見てきました。国芳は江戸時代の浮世絵師で、幕末まで活躍しました。広重などと並ぶ画業で知られていますが、この人の面白さはたぶん、その奔放なイマジネーションにあります。役者絵や名所図絵といった作品もすばらしいのですが、なんといっても、おもしろ、おかしい、だまし絵や、妖怪変化を描くとき、その才能がほとばしるのです。今回の展示は国芳単独の展示としては最大級のものでしょう。会期は5/9まで。版、絵が好きな人だけでなく、グラフィックに興味のある方もぜひ足を運んでください。

f0234596_12375659.jpg空想の存在である妖怪。それを描くには、想像力と描写力両方が必要になります。この部分図は押し寄せる亡霊の集団。国芳は幽霊や器物霊(生活用品などが妖怪になったもの)を、巧みに描いています。単に怖ろしい存在ではなく、その相貌にはユーモアさえただよいます。蝦蟇やゾウらしきものに手足がついたり、頭上にもう一つ頭が生えた者。思いつく異形たちを組み合わせたり、重ねたり。空想をリアルに見せる、その自在で奔放な描写力が伝わってきますね。

f0234596_130341.jpgこれは妖怪たちの夕涼みの図。一仕事終えて(笑)のんびりくつろぐ妖怪たち。恐怖より愉快さがまさる絵です。煙管を片手に足を組み隣のほっかむり達磨変化と談笑に興じる髷の妖怪の後ろには緑のガチャピン風蝦蟇妖怪もいて、にぎやかじゃないですか。これを買っていたのは、洒落と粋のわかる江戸っ子だったのでしょう。

f0234596_1391225.jpgさて最後は江戸の風景図です。これは部分ですが、河を挟んでその向こうまで拡がる町並みを描いています。遠近法を誇張した構図にたなびく煙。それが空に雲となって拡がる。煙を構成として取り込むアイディアが秀逸なのですが、左の町並みの奥に、なにやらそびえるものが・・・。この遠近感で一番遠くに描かれているやぐらは、とんでもなく高いことになりませんか?江戸の町は普通二階建てですから、これって二十階くらいあるのか。いや、たぶんこれは「スカイツリー」なんじゃないか。未来も見通していたのか、国芳さん。
# by seibi-seibi | 2010-04-28 13:28 | Comments(0)

セイビ講師の展示がはじまります

土曜午前 水彩画・クロッキー・デッサンクラス新規開設!(下の記事)

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セイビ講師の二人展が高円寺で始まります。Kage to Hikari展 5/6から6/5まで。「gallery and bar ノラや」にて。お酒の呑めるお店です。高円寺駅から徒歩3分くらい。ガード下の古書店の奥になります。お近くにお寄りの方は、お食事がてらお寄りください。

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# by seibi-seibi | 2010-04-27 13:59 | Comments(0)

セイビ35周年 覚えていますか・・・。

土曜午前 水彩画・クロッキー・デッサンクラス新規開設!(下の記事)

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今年、セイビは35周年を迎えます。これは昭和60年代のパンフレットにあった「ダルマストーブ」です。調布に開所した当時、冬の暖房はダルマストーブでした。成城に移転したのちも、最初はこれでしたね。毎冬、寒くなってくると、このストーブの出番になります。毎日ストーブをつけるのは浪人生の仕事でした。まず、新聞紙を用意、火を灯し、その上に木屑を入れ、それから薪を載せていきます。最初は悪戦苦闘しますが、一冬を越えるころには達人になる生徒もいました。お湯を沸かしたり、目玉焼き作ったりと大活躍でしたね。ストーブのまわりに集って、ゲイジュツやら絵の話をしたものです。それと薪割り。成城駅前で最後の薪割りをしていたのはセイビだと思います。
この写真を見て覚えている方は、もう、とってもしっかりした大人になっていることでしょうね。みなさん元気でしょうか。
# by seibi-seibi | 2010-04-23 09:49 | Comments(0)

土曜クラス開講

土曜午前 水彩画・クロッキー・デッサンクラス新規開設!(下の記事)

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2010年度、土曜クラスの第一回目の授業です。土曜日には、
午前中に新規開講した「水彩・クロッキー・デッサン」クラス 9時30分~11時30分と
中学生が多い「土曜基礎造形」 3時~6時
「土曜受験準備」 1時~6時があります。

今はまだ新学期なので中1・2年生が多いのですが、次第に3年生も増えてきます。
最初の課題はデッサンです。初めての人は、まずは道具の使い方から始まります。
一番最初、まず驚くのは鉛筆をカッターナイフで削ること。
「なんで?」という声も上がりますが、使い始めてみると分かります。
また木炭など、初めて使う道具もあります。
セイビでは「水張り」もできるようにしています。
中学生でぴんと張った水張りパネルを作れる人は少ないのではないでしょうか。
水張りすると、描きやすいし、作品を描いている心構えも変わってきます。
セイビはしっかりとした基礎力を養えるよう考えています。
# by seibi-seibi | 2010-04-19 13:19 | Comments(0)

新学期開始しました2

土曜午前 水彩画・クロッキー・デッサンクラス新規開設!(下の記事)

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一学期も始まって三日目です。最初の課題はデッサンです。思いっきり木炭・鉛筆を使ってみて、とにかく描ききってみようという課題です。初心を忘れずに美大受験まで走りぬける根気を養います。
# by seibi-seibi | 2010-04-14 17:38 | Comments(0)

新学期開始です。

土曜午前 水彩画・クロッキー・デッサンクラス新規開設!(下の記事)

今日から新学期です。
どうやら今日は雨模様ですが、気持ちも新しく始めたいと思います。
現在、新年度生は随時募集中。
去年合格しすぎて、セイビ内浪人生はゼロ!なので、昼間部もまだ余裕があります。
去年、一学期中途入学の現役生でも、ムサビ・タマビに合格しています。
でも一刻も早く始めると有利です。

中学三年で、総合芸術高校・女子美付属高校に入りたい人、どんどん聴きに来てください。
去年の高校受験生は、全員第一志望で合格しています。

これからやってみようという人は、一度来てください。
# by seibi-seibi | 2010-04-12 08:38 | Comments(0)

美大受験 合格の秘訣はあるのか


セイビでは、美大受験は一年で受かると考えています。
美大受験の秘訣はなんでしょうか。
どうすれば、受かるのか。
一番知りたいのはそこでしょう。
毎年セイビは、ほとんどの受験生を合格、進学させていますが、やっぱり合格する人はわかります。見ていれば分かるのです。それは、
1.遅刻しない。休まない。
2.たとえ無意味かな(そんなことはないのですが)と思う課題ても、すべての課題に精一杯取り組む。
3.学科!特に英語をきちんとしっかりこなす。

特に1ですね。遅刻が

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# by seibi-seibi | 2010-04-09 13:50 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

新学期に向けて

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セイビは今、新学期前の改修工事中です。ながいあいだに傷んだ屋根の、塗り替えです。まあ、下からじゃ何も見えないですが、まわりの建物からはよく見えるらしいですね。調布から成城に移転したのが昭和62年(1987年)ですから23年経っているわけです。(開所は昭和50年(1975年)なので創立35年目)新学期には化粧直しも終わって、新入生の受け入れとなります。さて、今年もがんばりましょう。
# by seibi-seibi | 2010-04-09 10:32 | Comments(0)

石井桃子展に行く。

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石井桃子展に行ってきました。http://www.setabun.or.jp/exhibition/ishiimomokoten/石井桃子ってだれ?といぶかしがる人も「クマのプーさん」や「ブルーナ」などの絵本、児童文学の翻訳者、といえば分かるでしょう。会場には一度は読んだことのある絵本がズラリ。やはり絵本っていいですね。絵が伝えられるイマジネーションの素晴らしさを再確認させられます。石井さんの翻訳も、絵本の図柄や持ち味と呼応していて、苦心の程が伺えます。絵とそれにピッタリの翻訳があって始めて仕上がる絵本の世界。デザインという側面から見ても面白いものでした。会期は4月11日までです。
# by seibi-seibi | 2010-04-07 12:05 | Comments(0)

成城の桜、満開。

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セイビ近くの桜が今日満開になりました。今年は寒暖の差が激しくて、春うららという陽気がすくなかったようですが、桜が満開になると春本番だと感じますね。この写真は、成城の近くを流れる野川沿いの桜並木。この下を歩けば、桜の香りに満たされます。

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毎年恒例の、セイビスケッチ会は、このあたりで行います。緑豊かな自然がまだ残っている野川近辺は、スケッチには絶好の場所です。画家や作家がアトリエを構えているのもうなづけます
# by seibi-seibi | 2010-04-06 15:19 | Comments(0)

新規一般コース開設します

4月から、一般コースを新規で開設します。
あなたも春から始めませんか


一般コース 水彩・クロッキー・デッサン
土曜日 AM 9:30~11:30(2時間)

4月から7月17日まで、全10回(予定) 
新規募集料金 36.000円
集まり次第授業開始します。

初心者歓迎します。
今回新規募集につき、無料体験(1回)もあります。
ご希望の方は、電話かメールでお知らせ下さい。

℡ 03-3484-8367
mail seibi@jg8.so-net.ne.jp 


水彩は、用具が手軽で安価です。そのうえ持ち運ぶのも楽なので、屋外写生に適しています。散歩しながら道端で見つけた野草や、道行く人の姿をスケッチし色をつける。そんな水彩ライフに役立つ基礎を学んでいきます。
4月になって暖かくなった風の中、ちょっと描きたい、そんなあなたにピッタリのコースになると思います。
# by seibi-seibi | 2010-04-06 09:26 | Comments(0)

2010年度春期講習 その2

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春期講習は、デッサン初めて、着彩初めて、という人がほとんどです。
セイビは浪人生がほとんどゼロ。ゆえに、3月は初心者が多くなります。
今回は講評の様子。基本的に全員、一人ひとり講評していきますが、
同時に自分の作品の説明をしてもらいます。これも慣れるまでは少し
かかります。
# by seibi-seibi | 2010-04-05 21:07 | Comments(0)

2010年度春期講習

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今年も春期講習が始まりました。一年の初め、ゆっくり、じっくり制作できる時期です。
これは、初めての模刻。一見簡単そうに見えますが、本物に似せていくのはかなり大変です。
水粘土使って、悪戦苦闘したわけですが、仕上がりはいかがでしょう。
立体は表裏がないので、どこから見ても大丈夫になるまで、しっかり作りこまないとなりません。この観察力がデッサン力につながるわけです。
それで初めて描いたデッサンがこんな感じです。

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# by seibi-seibi | 2010-04-05 20:58 | Comments(0)