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モチーフ台

アトリエというところには、いくつもモチーフ台があります。
石膏台、静物用の台、モデルさん用のモデル台。
ここにあげたのは、セイビで一番古い、モチーフ台兼モノ入れ。
発足当時からあったので、40年の長きにわたり、アトリエの隅に置かれてきました。
これは、モノ入れなので、画材とかを収めるのに活躍し、モチーフも載せられ、
さらにはテーブル代わりにも。
いまではこの台の存在に気づく人は少なくて、活躍の機会も減りました。
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むかし、まだこの台が真新しかったころ、あるあだ名がついていました。
だれかが気まぐれで、そう呼び始めたのでしょう。

それは「ひつじの箱」。
わかりますか。
気づきますか。

童話『星の王子さま』にでてくる、あの箱なのです。
砂漠の真ん中に不時着した飛行士である主人公が、
出逢った王子さまから、
「ねえ、ひつじの絵を描いて」と注文されます。
あまりにも状況にそぐわない注文です。
主人公は紙を探して、不器用に、なん枚か描くのですが、
ちっとも気に入ってくれません。
最後にいくつか穴の開いた、箱の絵を描いて、
「ひつじはこのなかにいるよ」と答えます。
すると王子さまは、気に入ってくれる。
王子さまには、箱の中にいる羊が見えるのです。

おとなになると、みんな、ひつじが見えなくなります。
いつのまにか、つまらない事柄や、名誉やお金に気をとられ、
もっとも大切なこと、が見えなくなるのです。

さてモチーフ台のなかにいる、ひつじが、あなたには見えますか?
そして、いまの私にも見えるのでしょうか。
by seibi-seibi | 2016-06-29 15:22 | 人と絵と、イメージ | Comments(0)

人体デッサン

油絵科での、最も多いモチーフとして、「人体モデル」があります。
現役生にとって、なかなか学ぶ機会も少ないこの課題、モデルが来るときは、絶対出席してほしいのです。
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人体から学ぶことはたくさんあります。
プロポーションや立体感もさることながら、「生身の」「呼吸している」「人間」のリアリティを感じてもらいたいとおもいます。ポーズごとに動いてしまうし、布とかのシワも変化しますが、呼吸で膨らむ胸、瞳の輝き、それは生きているからこそ感じられる、生命の存在感です。気配といってもいいかも。そんなことを感じながら、描いてほしいものです。
by seibi-seibi | 2016-06-20 17:33 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

油絵科

セイビの油絵科の一学期は、油絵になれるための基礎課題を行っています。現役生はほとんどの場合、高3になってはじめて油彩絵の具に触れる人が多く、とにかくなれることが第一となります。水彩とかアクリルとはまったく異なった、乾かず、ベタベタした絵の具。最初は扱いづらいと感じますが、何回も修正し、描き足していくことで、その深みが感じられるようになります。
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油絵の具は、テンペラ絵の具などに代わる描財として、ルネサンス期あたりから使用されるわけですが、この絵の具の利点は、乾かないこと。乾かないため、製作期間を長く設定でき、画家が納得のいくまで描き続けられる。そして、重ねることにより、重層的で複雑な色彩を得られ、奥行きや、透明感もつくりだせるのです。一学期は慣れることで精一杯でしょうが、あきらめず、じっくりと取り組んでほしいと思います。夏期講習以降は、この基礎力を応用しながら、各自の目指す画風へと展開していくわけです。
by seibi-seibi | 2016-06-17 12:19 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

今月の一冊 1

f0234596_15335127.jpg戦後70年。焦土と化し、多くの文化財すらも灰燼に帰したところから、日本は再生に向かって歩み続け、いまでは世界に冠たる経済大国。生活必需品・食料品の枯渇など、今は昔。モノがあふれ、物質的には充足した現在、物質の飽和状態といっていい。「断捨離」が流行する背景には、多すぎるモノに囲まれて息苦しくなった人々の、簡素さへの希求が隠れているのでしょう。
ここに紹介する「日本のデザイン」原研哉著では、過剰なモノに侵食された現代を、デザインで超えるための方法をかんがえています。「ほんらい日本人は、シンプルな暮らし方を選択してきている」と、著者は言います。それも応仁の乱以降の、室町時代、足利義政による東山文化の開花によってはじまったのではないか。戦禍ののちに、ある種の達観に到達したひとびとが、簡素な繊細さを旨とする「わび」の世界観を獲得していく。その過程で、数百年後にバウハウスのデザイン教育において発信されたような、合理性に根ざした美意識に目覚めていく。複雑さより単純なものを愛で、密度よりもむしろ余白に目を向ける。大きなモノや煩雑な製品の代わりをなす、小さく、繊細な必需品。単純なものに美しさを仮託し、翳りの中にこそ光をみいだす。日本の伝統文化に根ざした、このようなものの捕らえ方こそ、物質過剰時代に必要な考え方なのではないか。
デザインが、社会に新たな「価値観」を提示する装置であるとするなら、「簡素・繊細・丁寧」といった、日本の得意とする術を見直して、現在の混沌とした物質社会の行く先を、シンプルで、生活に潤いを与えるような、そういう生き方の選択へと向かわせられるのではないか。著者はそうかんがえています。倦むことなく生産性を追及し、なんでも「ある」ことによる不満足から、必要なもの以外「ない」ことによる満足へ。デザインが見つめる未来は、「ない」ことをめぐるイマジネーションへとシフトしているのかもしれません。
原研哉氏は現在武蔵野美術大学で教鞭をとっておられます。これからデザインを志そうとする若者に、一度は触れていただきたい書物です。
by seibi-seibi | 2016-06-13 15:32 | Comments(0)

ムサビ オープンキャンパス

ムサビのオープンキャンパスに行きましたか。
受験するに当たって、各大学を見ておくのは、とてもたいせつです。
だいいち、どこにあって、どんな配置に建物があるのか。
自分の学科のアトリエがどこにあるのか、
それくらいは覚えておいてほしいのです。
というのも、実技試験で、アトリエの規模とか、位置とかを知るというのは
焦ることはあっても、得はありませんから。
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また、現場の雰囲気とか、知ってもらいたいためもあります。
そのキャンパスで、活躍できる自分を思い描くのも一興です。
by seibi-seibi | 2016-06-13 14:29 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

ムサビオープンキャンパス

6/11と6/12は、ムサビのオープンキャンパスです。
受験生は、言うに及ばず、高2生も、自分の専攻としたい、学科の内容を良く見てきてください。
「有名な学科だから」という、なんとなく、な志望の人が多いようですので、
現場を見て、本当に自分のやりたいことなのか、じっくり確かめてみてください。
入学してから、現場で、アトリエで実習するのは、自分なのです。
もし、あってなかったとか、あとで後悔しないためにも、つぶさに見学してきてください。
by seibi-seibi | 2016-06-11 12:47 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

ただいま奮闘中

一学期もあと6週間、ここから夏までが、最初のヤマです。
この2ヶ月弱で、基本を理解していきます。
とはいえ、現役ばかりですから、ほとんどの課題がはじめてとなります。
ですから、かならずしも「上手」には仕上がらないでしょう。
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しかし、一つずつの課題が、後々必要な基本要素をふくんでいます。
おろそかにせず、しっかりと取り組んでいきましょう。
by seibi-seibi | 2016-06-07 19:13 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

デッサン

一学期も半ばを過ぎました。
現役生は、この時期にデッサン力の基礎固めをしています。
デッサンは、観察する、見る、描く、この繰り返しなので
一朝一夕で、急によくなることはありません。
結局、毎日少しずつの鍛錬しかないようです。
描けないとき、それは結果が出ていないときで、とてもつらい。
しかし、絵には見えないのですが、アタマと心のなかでは
上達の種がまかれ、発酵している最中なのです。
それは見えないし、感じることも少ないので、不安を持つでしょう。
しかし、焦りは禁物。
じっくり、落ち着いて取り組んでいると、数ヵ月後には、
はっきり結果となって現れます。

また、デッサンは、各々の見方、考え方を反映するものです。
自分の姿勢が、そのまま現れもします。
そういう意味では、己と向き合う機会ともなります。
何ごとにも頼らず、自分で描くという姿勢で臨んでほしいものです。

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by seibi-seibi | 2016-06-03 12:55 | 芸大 美大受験 | Comments(0)

2016 夏期講習募集開始

6月になりました。
本日より夏期講習の募集を開始します。
今年は7/25から8/27までとなります。
夏休みを有効に使い、スキルアップできるコースとなります。

簡単な要項をアップしましたので、ご覧になってください。

夏期講習の申し込みを6月中にすれば、入会金は免除となります。
また、夏期講習後に、二学期から入学の場合、入学金は免除です
by seibi-seibi | 2016-06-01 13:08 | 芸大 美大受験 | Comments(0)