カテゴリ:デザインするって?( 30 )

フィンランドデザイン展に行く



9/9から10/22まで府中美術館で開催されている、フィンランドデザイン展に行ってきました。
最近人気が出てきて、その存在を知られるようになったフィンランドのデザイン。
「北欧」ということばとともに、知的で、けれどもどこか素朴な印象があり、そのぜんたいからある種の「暖かさ」を感じさせずにはおかないデザインに、人々は安らぎと癒しを感じているのかもしれません。
マリメッコの豊かで大胆な色使いや、マイヤ・イソラの自由でユーモアをたたえたデザインから、イッタラやアラビアに代表される陶器の洗練されながらも柔らかな造形に、「フィンランドらしさ」を仮託して見てしまう。そういう傾向があるようです。
それがフィンランドの持つ国民性や、地理的な条件から来るものなのかは、わかりません。ただ、第二次大戦後、ようやく豊かになりつつあった1950年代以降のヨーロッパからの影響を受容しながら、フィンランドらしく発展したということは言えると想います。
しかし、アルヴァ・アアルトのパイミオといった椅子を見れば、それがバウハウスの機能主義を基礎におく、きわめて合理的な思想の流れに拠っていることは、一目瞭然です。スタッキングできる、アルテック社の椅子など、バウハウスらしさが前面に押し出されています。フィンランドでも、ドイツの合理主義から影響を受けた、このようなデザイナーが輩出されています。けれどもやはりなにか、「フィンランドっぽく」見えてきます。
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それはたぶん、19世紀から続く、木工家具の製作技術や、それを支えていたであろう職人たちがたくさんいたからではないかとおもいます。デザインしたものを、最終的に作るのは、人です。人の手を経てしか、モノは生み出されません。そこに暖かさ、優しさがあったからこそ、あのような柔らかな造形が出来上がっていったのだろう、と感じました。

展覧会場にはアアルトの椅子や、エール・アーロニオのボールチェアが置かれていて、実際に座り心地を体験できます。また、ショップのマリメッコ関連の書籍の多くは、セイビ卒業生 島塚絵里さんの手になるものです。ぜひ手にとって見てください。

by seibi-seibi | 2017-09-28 15:57 | デザインするって? | Comments(0)

デザインの解剖展にいく

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10月14日から開催されている、「デザインの解剖展」に行ってきました。今回の展示ディレクターは佐藤卓氏です。
およそ世の中にある「製品」で、デザインされていないものはありません。
どんな身近なものであっても、そこにはデザイナーのさまざまな考えや、思いが反映されています。
デザインの視点で、それらの「製品」を解剖してみたら、どうなるのか。それがこの展示のコンセプトです。
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「明治おいしい牛乳」「明治チョコレート」「きのこの山」「明治ブルガリアヨーグルト」といった製品のパッケージ、包装、内容物にいたるまで、そのすべてを、細かく、ひとつひとつ、デザインという視点で分析検討していきます。普段見落としがちなパッケージの隅々まで、いかに細かく考えられ、工夫がなされてきているのか。非常に良く分かります。
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デザインとは機能性を維持しつつ、意味をもたせること。分かりやすく、伝わりやすくすること。
食卓に上る日常製品のパッケージも、これだけの検討がなされてきたのか、と驚かされます。また、巨大化させることで、いままで見落としていた、些細な点も露になってくるという展示でもありました。
パッケージデザインに興味のある方、いや、デザイン全般に歓心のある方にとって、絶好の展示だろうと思います。
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by seibi-seibi | 2016-10-27 13:22 | デザインするって? | Comments(0)

リートフェルト ムナーリ ADO展に寄せて

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現在、オペラシティにて、「オランダのモダンデザイン リートフェルト ムナーリ ADO」展が開催されています。オランダ、ユトレヒトで始まった、「デ・ステイル」の活動において、モンドリアンとともに重要視されるリートフェルト。今回の展示では、いまや世界遺産にもなったシュローダー邸の設計でも有名な、リートフェルトを中心にした、構成主義的なモダンデザインの系譜を、豊富な資料と共に確認できる、機会を提供しています。
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家具職人の息子であるリートフェルトは、家具製作からはじめ、のちにデ・ステイルに参加したあと、有名な「アームチェア」を世に送り出します。今回の展示では、設計図やいくつかの試作品なども展示され、モダンな家具の源流となった、リートフェルトの作品の変遷が確認できます。
直線のみで構成していくことの斬新さ。20世紀初頭のユトレヒトにおいて、それがどれほど革命的な造形として写ったことでしょう。それまでの、装飾的な要素をかたくななまでに排除した、椅子は、どこか奇異な印象も与えます。
しかし、そのカタチに込められた、新時代のデザインは、変わり行く世界の未来を、予見していました。
当時はまだ、高層建築などなく、直線のみで校正される建物自体が、まったく新しい造形思想であったのではないでしょうか。のちに、リートフェルトの設計したシュローダー邸もまた、時代を先取りした、まったく新たな建築物でした。機能的に配置された、いくつかの矩形が建物の原理となっていて、大きく外に広げられる窓を開ければ、部屋と外は、一続きの空間のように変貌する。それまでの建築では成しえなかった、新しい住空間を作り出しています。ポップとも捕らえられる、三原色がアクセントに用いられた部屋。機能性と共に、安価な建築が可能であったことも、現代を先取りしています。
ムナーリもまた、同様の系譜の中に連ねられる、グラフィックデザイナーです。圧巻なのは、ミッフィの原画でしょうか。実際の絵本製作に当たって、ムナーリがどんなふうに考え、手を動かしたのか、その軌跡が、手をとるようにわかるのです。シンプルな色彩と形の中に、限りない想像力をかきたてる魅力を内包する。ムナーリの作品には、そういう力があります。
今回展示されているものは、グラフィックデザインの源流となったものですし、現在のデザインにも通じる普遍性があります。デザインに興味のある方は、ご覧になってはいかがでしょうか。
by seibi-seibi | 2016-10-24 16:47 | デザインするって? | Comments(0)

デザイナーになるまで マリメッコ編

 以前も紹介しました、セイビ卒業生、島塚絵里さんの、紹介が、ネット上にありましたので
ここでも紹介したいと想います。
 島塚さんは、現在マリメッコのテキスタイルデザイナーとして、活躍されています。
 彼女がセイビに在籍していたのは、十数年前です。
 島塚さんは、デッサンも描けましたし、平面構成もできました。
 ただ、一番できたのは英語。会話も流暢でした。
 セイビ在籍中「日本でもがんばってる、女子高生がいる」という趣旨の、CNNの番組に出演。
 CNNのスタッフとのインタビューもセイビで撮影し、全米配信されました。
 受験も間近になった冬のある日、美大もいいけれど、語学もしたいし、見聞も広めたいと話してきてくれまして、「だったら、一旦美大受験は止めて、勉強したらいい」と助言しました。
 彼女はそれで津田塾を選択し、数ヶ月の受験勉強で合格しました。
 美大受験予備校で津田塾は奇妙ですが、やりたいことが、偶然そこにあったわけです。
 それ以降、英語力を生かして世界を回るうちに、現在のキャリアにたどりついたわけです。
 
 デザイナーになるのにも、いろいろな道があると、セイビでは考えています。
 さまざまな生き方、考え方があるように。
 一人の普通の女子高生が、デザイナーとなるまでの道のりを、
 このブログからも感じ取ってください。
 これはなにも、特別な事例ではありません。
 明日のあなたかもしれないのです。
 島塚さんの紹介はこちら。
 
by seibi-seibi | 2016-08-23 19:40 | デザインするって? | Comments(0)

三宅一生展におもう

『複雑にするのは簡単だが、シンプルにまとめるのはむつかしい。
複雑にするには、色とか、形とか、動きとか、飾りとか、人とか、ものにあふれた環境、お好みのものを、どんどん加えていけばいい。
複雑にするのは、誰にでもできる。でも、シンプルにまとめることができる人は、ごくわずかしかいない』ブルーノ・ムナーリ
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MIYAKE ISSEI展に行って、まず浮かんだのはこの言葉でした。
「着飾ること」を目的とした分野であるファッション。それは宿命的に装飾的要素を持っています。「着飾る」という行為のなかには、多分に過剰な装飾への欲求が見え隠れします。美しくみせたい、綺麗でありたいとねがう人々にとって、その誘惑と無縁な人はいないのです。けれども、「衣服」は本来、身にまとい、からだを保護し、暖かさを保つ必需品として発達してきました。身分や階級を示すしるしとして、あるいはファッションとしての衣服の機能は、その上に立って成立してきたのではないでしょうか。
 60年代から活躍した、かれの作品ははじめ、オートクチュール( haute couture)からはじまり、プレタポルテ(prêt-à-porter)へと向かいます。70年代へとつづく、「解放」の時代、刺し子などの日本の伝統的な服飾技法を取り入れながら、自由に、軽やかに、時代をつくっていきます。「身体」との関係において成り立つ「衣服」の追求が、その当然の帰結として「ボディ」シリーズに行き着いたのでしょう。
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 80・90年代以降、新たな技法を取り入れ、それが「プリーツ」のシリーズとなったとき、かれの視線は、ひだを作って布をまとう、という、根源的な衣服のあり方と出会うわけです。元来洋服は、からだの形に合わせて裁断した布を、縫い合わせて仕上げていく、いわば、「からだの三次元的再現」に重点を置かれています。しかし、ギリシア・ローマの彫刻を見れば分かるとおり、古代では布を切らず、まとって、留めていたのでした。プリーツという、ひだを形成した布によって仕上げられた、まとわれる服はまた、裁断や縫製を極力減らした製品になっています。折りたためば小さくまとまり、身に着ければ、自在な曲線を持った、衣服になる。
 衣服のミニマリズムとでもいいましょうか。かれが目指すファッションには、シンプルであるゆえの豊かさが感じられるのです。一枚の薄い布。幾何学的に折りたたまれたそれが、ひとたび広げられて、人の身に寄り添えば、三次元的に展開し、しっかりとしたフォルムを持つ。複雑さを排し、いたってシンプルに作られた一枚の布が、同時に立体として、力強く主張するのをみると、そこにシンプルさに秘められた、高度な思想が読み取れるとおもうのです。
by seibi-seibi | 2016-05-17 19:48 | デザインするって? | Comments(0)

マリメッコとフィンランドデザイン

先日、このブログで紹介しました、島塚絵里さんの個展を見てきました。
フィンランドで製作された、やわらかく、やさしい色合いのテキスタイルが、
樹木のように配置され、テキスタイルの森といったおもむきの展示を愉しませていただきました。
日本企業にもデザインを提供しているそうで、日本でも島塚さんのデザインが入手可能になるそうです。
また、島塚さんの翻訳されたマリメッコ関係の本や、島塚さんの筆になる、フィンランドデザインについての本も並べられ、多彩な活躍が感じられました。そのなかには、セイビの本棚に並ぶ、マリメッコの本もありました。それが島塚さんの翻訳だったとは露知らず、失礼しました。
ご自身もデザイナーとして製作している島塚さんの著作には、説得力があります。
これから、マリメッコやフィンランドデザインを調べたい方は、島塚さんの著作をお読みになるとよいと思います。
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by seibi-seibi | 2015-10-24 20:04 | デザインするって? | Comments(0)

卒業生の活躍

かってセイビで学んでいた、島塚 絵里さんの始めての個展が開催されます。
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Eri Shimamura Exhibition 2015
森のなか Metsän siimeksessä
10/2-10/25 12:00-21:00
CASE gallery
渋谷区大山町18-23 コートアネックス大山町1F

現在島塚さんは、フィンランドに在住しており、テキスタイルデザイナーとして活躍しています。
活躍の舞台は、テキスタイルではおなじみのマリメッコ
今回は、マリメッコのためにデザインされた作品のほか、ヘルシンキのデザインフェスタで発表した作品などが並ぶそうです。
最近、北欧のデザインの中心地として注目されているフィンランド。
広大な自然のひろがる国でつくられた、森を呼吸したような作品をごらんください。
テキスタイルや北欧デザインに興味のある方にもお勧めします。

彼女のように大学卒業後、海外に拠点を移し、現地のデザイナーとして活躍している人も多くなりました。
セイビを離れて15年近くが過ぎ、今では永住の地をフィンランドとした彼女のように、
世界を舞台に活動していく。
これからの仕事のあり方、生きかたなのだとおもいます。
by seibi-seibi | 2015-10-15 17:53 | デザインするって? | Comments(0)

2020 東京


東京オリンピックのエンブレムが発表になりましたね。
デザインは、タマビ統合デザイン学科教授の佐野研二郎氏。
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五輪のエンブレムは、アルファベットの「T」がモチーフ。「TOKYO(東京)、TEAM(チーム)、TOMORROW(明日)」の意味が込められている 朝日デジタルより。

オリンピックというと、1964年のコチラを思い出しますが
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64年がそうであったように、2020年もまた、デザイナーの総力を結集した、秀逸なデザインが街にあふれるのでしょうか。亀倉雄策氏による東京オリンピックのポスターが、街中に飾られたとき、それがどれほど輝いていたことか。
新しい時代の幕開け。そういう感慨を新たにする、人々の記憶に残るデザインの登場を期待します。
by seibi-seibi | 2015-07-25 14:01 | デザインするって? | Comments(0)

カリフォルニアのスタンバーグ

 現在国立新美術館で展示されている、カリフォルニアデザイン1930-1965・モダンリビングの起源展は、アメリカ・ミッドセンチュリーのデザインを、カリフォルニアという地域からとらえなおさせてくれる好機を与えてくれます。
 1950年代を中心とした時代、戦後の成長期のアメリカで産み出された「ミッドセンチュリーデザイン」。それは豊かなアメリカの象徴として、羨望のまなざしを集めたデザインの潮流でした。カラフルでおおらかなデザインが示していた「アメリカ」は輝いて見えていました。しかし、それがカリフォルニア発であったとは、あまり考えていなかったことに気づかされます。
 L Aなど西海岸の都市特有の気候、-少雨で乾燥している-が生み出した自由な、新奇なものも受け入れる土壌のうえで考えられたデザイン。チャールズ・レイ・イームスやがもたらしたプロダクツの背後に、なくてはならなかったのがカリフォルニアだったのでしょう。

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 家具や住空間を彩ったさまざまな製品が一堂に介した展示は、ひとつの時代と地域の持っていた、開放的なマインドをよくあらわしています。ファイバーや巨大な一枚ガラスなど新しい素材の登場が、それらのデザインを牽引する契機になったのは言うまでもないのでしょう。と同時に、それらにポップな色彩を与えたデザイナーたちの心性は、アメリカの邁進する未来に、確信を持っていたように感じられます。会場のあちこちに置かれた、イームスの椅子に座って、説明ビデオを見ながら、すわり心地を確認するもよし、テキスタイルや衣服のデザインを愉しむのもよし。ゆっくりと、ゆったりと観るのが良いようです。
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 展示を一通り観ていたら、少し気になる写真を見つけました。建築家リチャード・ノイトラ設計の、「ジョゼフ・フォン・スタンバーグ邸」です。まるで塀の様な窓のない曲面で囲まれた建物。そのまわりには、堀のように巡らされた池が見えます。内部には、外光の元でくつろぐ人物が数名。ビーチにあるようなテーブルと椅子に座っています。スタンバーグといえば「嘆きの天使」「モロッコ」「上海特急」等、マレーネ・デートリッヒを起用し有名にした映画監督です。作風はオーソドックスであるし、なんといってもドイツ映画のスタイルを確立した監督としてのイメージが強い。しかし、彼はドイツ系ユダヤ人で、幼くしてアメリカに移住したハリウッド監督なのでした。ただ、スタンバーグの作品の多くはハリウッドでよりドイツで人気があった。それは「嘆きの天使」によるドイツでの成功によっていたのでしょう。それにしても、ドイツ的な雰囲気を漂わせていたスタンバーグ。その彼の自邸が、非常に合理的で近代的なデザインで、ミッドセンチュリーデザインのひとつとして評価されていることに、かなり違和感を感じたのでした。ハリウッドで成功して、のちにUCLAで教鞭をとったというスタンバーグであってみれば、当然のことだったのかもしれませんが、なにか不思議な感慨に捉われました。
 というのは、つい一月まえ、世田谷美術館の企画展「エドワード・スタイケン写真展・モダン・エイジの光と影1923-1937」において、スタンバーグのポートレートを見る機会があったのです。スタイケンもまた時代の寵児として、ファッション界や映画界と深くコミットしていた写真家でした。そのスタイケンがおそらく人気絶頂期のスタンバーグを撮っているのですが、こちらのポートレートはとても古風な印象で、そんな、モダンな家に住まうとは思えなかったのでした。ミッドセンチュリーから20年も遡った1930年代のスタンバーグは若く、端正な青年のようで、ミッドセンチュリーとは結びつかないように見えたのです。このスタイケンの写真展については、また別の機会に紹介しましょう。
by seibi-seibi | 2013-04-17 09:16 | デザインするって? | Comments(0)

デザインあ展に行く

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春らしくなり、暖かな毎日が続まなか、久しぶりに展示を見にミッドタウンまで行きました。
お目当ては「デザインあ展
前々から気にはなっていたものの、新学期の受け入れ等でなかなかうごけず、今までのばしていたのでした。
NHK Eテレで放送中の教育番組「デザインあ」から生まれた展覧会です。NHKで現在放映されているこの番組は、「デザインってなんだ?」という、分かりそうでよく分からないことを、映像で分かりやすく伝える番組です。今回の展示は、子供たちを対象にデザインマインドをはぐくもうというもの。ディレクションは、佐藤 卓氏、中村勇吾氏、小山田圭吾の三氏。グラフィックデザインの第一線で活躍中のデザイナーによる、分かりやすいデザインへのプレリュードとなっています。
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この展示のキーワードは「デザインマインド」。「こころ」とか「精神」とか訳されるマインド。マインドとはつまり、理性や思考、意思をともなった心の動き全体を指す言葉だと思います。デザインを支えている考え方や捕らえ方を子供たちにも分かりやすく展示しようとする今回の試みは、デザインを考え直すうえでも興味深い示唆を与えてくれています。
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会場を歩いていると、あちこちから「ああ、そういうことかぁ」「おもしろーい」という声と、同時にうれしそうな顔が観られます。。
ある種の気づき、再発見を見出した瞬間の喜びと楽しさに、思わず発せられるフレーズ。このフレーズこそ、もデザインマインドそのものでしょう。人々に再発見を促すこと、新しい価値を見出させること。デザインというものが持つ、基本的な機能が人の考え方を変えた瞬間「ああ、そういうことなのか!」という一言を発せさせるのです。
そして第一に人を喜ばせる。デザインとは、なによりも喜びに向かってディレクションされるものなのだと思い出させてくれる展示になっています。
by seibi-seibi | 2013-04-15 09:47 | デザインするって? | Comments(0)