一般クラスの展示開始しました

本日より、一般クラスの展示始まりました。
期間は10/23から28
時間は12時より6時まで

セイビの一般クラスは、ウィークデイの午後、1-4時で開講しています。
年齢層も多岐にわたる、目標もモティベーションも異なった、さまざまな方々が学ばれています。
セイビの一般クラスの特長は、講師側の個性を押し付けないことでしょうか。
生徒の皆さんは、ひとりひとり、描きたい絵が異なります。描法も、各々がイメージした描き方があると想います。
セイビでは、原則として、その皆様の描きたい方向にあわせて、作品作りを行っています。
描法と描材は、一人ひとりが思い描くものを用意していただき、それで自在に自由に描けるよう考えています。
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描法を自在にできるのは、デッサンが分かっていてのこと。
どのように対象を捉え、観察して描くのか。この手続きの一切がデッサンなので、デッサンというものの意味が分かってさえいれば、あとはどのような材料を用いようが、自由に描き考えていけるはずです。英語の文型とか品詞のようなもので、何事も基本が大切なわけです。そして、自分らしい絵を自由に描くのが、セイビの一般科の目標です。
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セイビではあまり、やり方とかテクニックを教えません。デッサンは「見かた」「捉え方」です。それはつまり、観察によってしか得られないので、ここをこのように描くと描けます、といったことはできうる限り避けています。しかし、どうしても必要な場合は、ご説明していますが。
この一般クラスも40年以上にわたって、細々と続いております。
最近一番考えさせられるのは「なぜ描くのか」という点です。
高齢化が進む中で、定年後、リタイア後の「第二の人生」について、しばしば論議される時代です。
「老後には、趣味を」「一生続けられるものを」とか、よく聞かれます。
この議論には、ライフサイクルの終焉に、余暇をどう過ごすのか、といった視点が感じられます。
余った暇をどう潰すか、といったような・・・。
けれども、実際にセイビの一般科の製作風景を見ていると、まったくそのようなものではなくて、逆に、これから続く自由な時間の中で、いままで積み上げた知識と、スキルを総動員して、跳躍しようとする姿をお見受けします。歳を重ねるとは、経験と辛酸をそれぞれに経験し、克服して生き抜いた証です。みなさん仰らないけれども、さまざまな苦労も幸福もあったのです。人生という長大な大河にも似た時間の流れのなかを、懸命に泳ぎ続けていらしたわけです。
その果実を受け取れる時期が、皆さんそれぞれにやってきて、さあこれからそれを味わい、そうしたあとはもう一つ、軽やかに飛び越えていこうと、そんな気概すら感じられます。
描いている瞬間、時間は永遠となります。物を作るもののみが知る、一つの魔法。描くときは皆さん、この魔法に身をゆだねられます。創造はつねに「恒久の時」のなかに、精神を開放してくれるのです。
それはたんなる、老後、定年後の、愉しみではないことを、みなさんおわかりのようです。


by seibi-seibi | 2017-10-23 14:48 | Comments(0)


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