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春期講習に向けて

春期講習まで2週間を切りました。
春期講習は、初心者を含めて、最初の一歩を踏み出す講習になります。
新高3生がもっともおおくなるのでしょうが、春期の8日間で、各進路の基本となることがらを、体験できるようにかんがえています。デッサンと色彩の実技を行うのは当然なのですが、セイビでは、粘土にも2日間を当てています。
「私の進路には粘土なんか関係ないのだけれど」という人もいると思います。
セイビでは、進路に関係なく、たとえ油絵科でも、一度は立体製作を体験してほしい、とおもっています。というのは、360度あらゆる方向から対象を観察ながら、立体を作るなかで、形態の理解力がつくと考えているからです。つまり、粘土でデッサンを行おうという試みなのです。
ほんとうは、日ごろから立体も作ってみて、もののカタチを全体として理解・把握していければ、そのほうがなお結構なのですが、受験生は、その時間を割けないのが実情です。そこで、せめて春だけでも、粘土に触れて、立体というものをまるごと観察してもらいたいとおもいます。立体を全体として、見えないうしろの状態まで把握していれば、デッサン力も向上します。遠回りのようですが、これはあとで役立つときがくるものです。
by seibi-seibi | 2016-03-14 14:48 | 芸大 美大受験


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