芸大 美大受験 進路について

今回は、芸大 美大受験生に向けて、進路のはなし。
5月。みなさんは現時点で、油絵、デザイン 工芸など、志望は定まっていますか。
「もうはっきり、しっかり定まっている、なにも迷いはない」、と、言い切れる浪人生や、意志の固い人は、それで結構です。
ここではおもに現役生に向けて書きます。
毎年、志望を聞いていて思うことなのですが、先入観やイメージで志望を決めている人が多いようです。

1 とりあえず「多摩グラ」や「視デ」、あるいは「芸大!」

油絵科、工芸科などでは、「とにかく絵が好き。モノが造りたい」ので行こうという人が多く、途中で変わることは少ない。油絵が嫌いで油絵科受ける人はまずいない。
ただ、デザイン科となると話が異なってきます。デザイン科の中にはいろんなコースがあって、そのどれがいいのか、よく分からないからです。多様化するニーズに対応して、「情報」「環境」「メディア」等の学科ができて10年あまり。高校生にとって、その学科が何をしているところで、自分はどこに行ったら一番なのか、分かりづらくなっています。
それで、よく知られている「多摩グラ」や「視デ」を選ぶ。そんな人が多いのでは・・・。
志望を決めるにあたって、まずしてほしいことは、各学科の案内や卒制作品集などを良く見ることでしょうか。ただ知られている学科だからといって、自分に合っているとは限りません。まずは、自分なりに主体的に動き、こんな内容だから「私は、ぼくは合格したい」と考えてほしい。そういった受験生は、しぜんとやる気になります。
「倍率」「大学名」などだけを頼りに志望校探しをしてしまう、そういう傾向はいつの時代も同様ですが、自分の志望、やりたいことと、キチンと向き合って考えてほしいものです。

2 美大受験直前まで、志望がゆれている人がいる。

美大受験は各学科・コースで試験内容が異なるので、受験直前での、志望の変更はリスクを伴います。それでも器用な人は受かりますから、一概にダメとは言いません。ただ、「工デ」から「空間演出」とかに変えた場合、立体構成試験に対応しなくてはならなくなり、忙しさと覚えることは倍になります。最初から両方受けると決まっていれば、受かるだけのカリキュラムを考えますから問題ないのですが、直前変更は大変です。
できれば早めに志望を絞ってゆけたらと思います。
セイビではそれでも、かなり直前からの志望変更にも対応し、合格していますが、やはりタイヘンですね。

こうしてかんがえてみると、「志望選び」とは、「自分発見」への道なのです。
「私は何になりたいの?」「どんなことが好きなの?」「夢中になれるのって何?」こうした問いのなかに、志望が隠されているのです。私たち講師も、何度か面接したり、雑談したりしながら、その人の向いているものを模索します。けれど、皆さん自身の心の中にある「本当にしたいこと」は、自分自身にしか気づけないものです。それを探して、見つかったら離さないでください、ぜったいに。
by seibi-seibi | 2010-05-17 18:43 | 芸大 美大受験 | Comments(0)


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